ドレス 可愛い

2023/07/02 21:45

https://precious454.base.shop/白内障は、不可逆的な変化です。そのため、目の混濁を取り、再び見えるようにするには、外科的な処置(混濁した水晶体を吸引し、人工レンズを挿入する処置)をするしかありません。ただし、網膜にも異常がある場合は、神経に異常を伴っているため、混濁を取り除いても視力が回復することはありません。手術を望む場合は、まずこの網膜の異常の有無を確認する検査を行う必要があります。ただし、この検査も、そして目の手術自体も、特殊な機械や装置を必要とするため、専門の病院で行われることが多いです。また検査も手術も全身麻酔が必要になるため、老齢の場合は、リスクが高くなることは否めません。

■10歳以下の場合は?

白内障は老齢性疾患の代表的なものの一つではありますが、若年性白内障と言われる、10歳以下で発症する場合もあります。老齢性の場合は進行もゆっくりなので、外科的な治療と内科的な治療どちらを選択するか、よく考えて決める時間がありますが、若年性白内障の場合、進行は急速に進んでいきます。網膜の異常が出てしまうと手術による改善が期待できなくなるので、手術までの判断は時間勝負となります。手術は眼科を専門とする病院でしかできないことも多いので、日頃からそういった病院が通院できる範囲にあるのか調べたり、かかりつけに相談してみても良いでしょう。

その他できることは? 予防法はある?

外科的な処置を望まないのであれば、混濁の進行を遅くするために、点眼やサプリメントの服用が勧められます。人間では、ビタミンCやビタミンE、アントシアニン(ブルーベリーなどに多く含まれます)や、ルテイン(ホウレンソウなどに多く含まれます)など抗酸化作用のある食べ物を摂取することが勧められます。けれども犬がそれらを食品で摂取しようとすると、栄養バランスが偏ったり大量に食べなければいけなかったりするため、サプリメントでの摂取をお勧めします。なお、これらは混濁の初期に効果があるため、予防的な服用としてもお勧めです。

■おうちでできること、ケアは?

そのほか、おうちの方にしていただきたいケアとしては、室内の見直しです。白内障になると視力が落ちてくるため、家の中がつまずいたりぶつかったりしないような環境か、確認してみてください。また、家具の配置はなるべく変えないようにしてあげるなどの工夫もしましょう。家の中だけでなく、散歩時も側溝など踏み外しやすい場所は避けるように気を付けてあげてください。